土地の名義変更について

土地の名義変更とは、相続や売買などで土地の所有者が変わった場合に法務局で管理されている登記簿の名義を変更することを言います。名義変更は原則として先に登記をした人が所有権を主張することが出来ます。そのため、例えば土地の売買契約を結んでも、売主から買主へ名義変更をしていなければ、当該不動産の所有権は売主にあるままなので、売主が悪意を持って別の人と更に売買契約を結ぶことが出来ます。この場合、第二の買主が先に登記をすると第一の買主は土地の所有権を取得することが出来なくなってしまいます。

このようなトラブルに巻き込まれないためにも、土地の所有者が変わったら、すみやかに名義変更をすることをお勧めします。この手続きが必要なケースは、売買・相続・贈与・財産分与の4つが主なものです。この手続きは、司法書士に依頼しなければならないと法律で決まっているわけではないので、自分たちで行うことも可能です。最近では法務居で丁寧に教えてくれることも多く、自分で行えばコストカットになることからご自身で行う方もいます。

もっとも、この手続きに必要な書類は、登記識別情報、登記原因証明情報、印鑑証明書等とても多く、また作成は煩雑で面倒なので、多くの場合、プロである司法書士に依頼して法務局への登録をしてもらうのが一般的です。司法書士に依頼した場合、案件によって異なりますが、10万円前後が一般的で、期間は10日間ぐらいかかります。

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