土地や建物などの不動産の場合、直径の父はともかくとして祖父や曽祖父からの遺産だと権利関係が複雑になる可能性があります。父母世代までは現在と同様の法律で相続人を確定できることがほとんどですが、祖父や曽祖父まで遡った場合には戦前の民法を参照に相続人を確定しなければいけない例があります。知識のない素人にとっては負担が大きい作業となるため、司法書士に不動産相続について相談すると良いでしょう。また、土地や建物の相続は代が進むごとに相続人の人数が増えて複雑化していきます。

遺産分割協議をしようにも権利を持っているはずの相続人がどこにいるのか判らない、そもそも誰が権利を持っているのかも不明という事態もありがちです。こういった複雑な不動産相続も司法書士の手を借りることにより、スムーズな解決を目指すことができるようになっています。不動産相続を司法書士に相談するべきか迷っている場合には、まずは電話相談から依頼してみるのも良いでしょう。多くの司法書士が不動産相続について電話相談などを受け付けており、事務所によっては初回相談無料などのサービスも実施しています。

司法書士に不動産相続の手続きを任せる場合には、料金はもちろんのこと本人との相性なども確認しておくことが重要です。また、自分の予算内で依頼することができるのか、依頼したい内容に合致するメニューが用意されているのかもあらかじめ確認しておきたいポイントでしょう。